さて気を取り直し、
最後は、リオ・オールスィートホテルで行われている無料アトラクション
『マスカレード・ショー・イン・ザ・スカイ』へ。
こちらは、リオのカーニバル風のダンスショーで、なかなか楽しかった。
エンディングには、ダンサーがオモチャのネックレスを客席に投げるサービスがあり、
ガイドのお姉さんいわく、
「このネックレスを受け取ると、幸運が訪れると言われています。
中には、1人で3つも4つもGETできることもありますよー。
もらうコツはダンサーに笑顔でアピールすることです。
あと、床にも結構落ちてますので、それも狙い目です。
皆さんしっかりゲットしてくださいね〜。」
とのこと。
オモチャとはいえ、遠くから見るとキラキラ光ってなかなか綺麗なネックレス。
うーん、欲しい!!
ということで、私たち日本人観光客一同は、両手を大きく上に差し出し、
「プリーズ!プリーズ!」と必死でダンサー達にアピールしました。
それはそれは必死の形相で。
たかがオモチャなのに。
やがて私の隣の女性客は、早くも2つをGET。
しかし私のところにはなかなか投げてくれないダンサー。
そのとき、ついに私の目の前にネックレスが飛んできた!
やったー!
と思いきや、うまく掴めず、床に落としてしまい、それを拾おうと腰をかがめた時に、
ニュっと左から手が出て、あっという間にネックレスは隣の日本人のおばちゃんの手へ。
がーん。。
おばちゃんは、さっそく首にかけて満足げでした。
とうとう、私は一つも取れず。
ふん、しょせんオモチャだもんね。
と自分を慰めてみた。
帰り道のバスの中、ガイドさんは言う。
「皆さぁ〜ん、ネックレスはGETできましたか〜?
2つ以上取れたという方はいますか〜?」
4〜5人が手を上げた。
「では、1つ取ったという方は?」
すると、ほとんど全員が手を上げるじゃないですか!
ーーーーええええええええっ!
別にどうしても欲しいようなネックレスではないけれど、
みんなもらったと聞くと、無性に欲しくなる私なのでした。
しかし、後で聞いた話によると・・・、
ダンスショーも、ネックレス投げサービスも、
すべてはカジノを利用してほしいがためのお店の無料アトラクションなのに、
私達日本人は、カジノには一銭も落とさず、
ネックレスだけを大量に獲得してサッサと帰るので、
「なんてせこい人種なんだ」と思われてるらしい。
しかもこのツアーは毎日行われてるわけで・・・・ううううむ。
・・・・・あのガイドさんの煽り方は考えモノですね(笑)。
ちなみにネックレスはGETできなかったので、
写真もありません。