(※3月29日(火)の日記から)
この日の夜、FMぐんまの末岡アナ(女性)の送別会が行われた。
末岡アナを知らない方のために簡単に言うと、彼女はアナウンサーらしからぬ、個性あふれる ぶっとびキャラだった。放送中も珍言や失敗が絶えず、たびたびスタッフに注意されていたものの、私は彼女の元気なキャラが大好きだったし、個人的には、ソツのない淡々としたアナウンサー調の喋りよりも、勢いのある末岡のレポートのほうが味があって好きだった。
それに・・・・。なんか最近ついにFMぐんまでもバレつつあるのでこの際白状してしまうけど、末岡って数年前の私にそっくりなのよね、、、、、(笑)。
TSS(番組名)時代の須藤ゆみを知ってる方ならよくご存知の通り、当時 私は「ド天然」と言われていた。
そもそもまだ新人だったので、喋りも未熟で叱られていたし(今もか)、須藤の珍言集ができてしまうほど失敗も多かった。でも同時に、スタッフや共演者に可愛がって頂いたり(自分で言うなって?)生放送で私が発言するたびにリスナーに爆笑されていた。

そういえば当時、ディレクターの近藤さんと共演者の見栄晴さんが、「私」が原因でケンカしたことがあった。
近藤さんいわく、「須藤は、あの天然キャラが面白いんだから、もっとノビノビ喋らせてやろうよ!」
しかし見栄晴さんいわく「いや、今は『天然』で許されても、今後 本当にゆみを成長させたいなら、もっと厳しく注意していかなくちゃダメだ。だいたい近藤さんがゆみを甘やかすから・・・」
などと、私のせいで2人がケンカしてしまったのだぁぁぁぁ。2人の間に挟まれた私はただオロオロ。
『ケンカをやめて〜〜2人をとめて〜〜♪私のために〜争わないで〜〜♪  BY 竹内まりや』・・・ちょっと違うか(笑)。
でもとにかく近藤さんにしろ見栄晴さんにしろ、私のことを思ってのことだったので、今でも深く感謝しています。(ちなみにこのときのケンカを冷静に仲裁してくれたのが、血統評論家の水上学さんだった)

――とまぁ、私の『天然キャラ』には賛否両論(???)があったようなのだけど、ようやく大人になってきた今日この頃。Site911しか聴いたことのない人にとっては「須藤さんが昔そんなキャラだったなんて信じられない」と思うかも?でも逆にあTSS時代を知っているスタッフにとっては「あの須藤が1人で2時間の生放送を担当しているなんて、信じられない」といまだに驚いてるし(笑)。

というわけで、末岡を見てるとそんな昔の自分がよみがえってきた。同時に、「私はいつからこんな守りに入った喋りになってしまったのかしら」とちょっと反省したり。
そりゃぁなんでも無鉄砲がいいというわけではないし、もちろん上手く喋れるのに越したことはないけれど、個性のないただのトーキングマシンにはなりたくない。怖いもの知らずの末岡だからこそ言えた発言、笑いにつながったレポートなどもたくさんあったのだ。もちろん彼女ならではの独特の感性も面白かったし。

さて、そんなパワーあふれる末岡は、昔からの夢を叶えるために旅立ちました。きっと今も、彼女らしいペースで元気に頑張っていることでしょう。頑張れ〜!