10月30日(土)、
テニスサークルのメンバーでカラオケに行った。

カラオケの時はいつも赤羽駅周辺に住む人が中心で、
たいてい顔ぶれは同じなのだけど、

この日は珍しい人が来た。

神奈川県に住むマル(男)だ。



当日、私が待ち合わせ場所に行くと、
そこにはまだマルしかいなかった。


「マルがカラオケのためにわざわざここまで来るなんて珍しいね」

と言ったら、

「いや、だってさ、S井(今回の幹事)がなんか相談があるっていうから。」

「え、相談?」

「S井がメールで、『相談があるからどうしても来て欲しい』みたいな事を書いてきたから、なにか深刻な悩みでもあるのかなと思って。
他の用事をキャンセルして来たんだ」

という。

私はびっくり。


え、今日ってそういう(真面目な)集まりなの?!
やだ、すっかり歌う気マンマンで来ちゃったよ〜」

と、私はちょっとあせった。


「ああ、メールは結構まじめな文章だったよ。
あいつが相談だなんて、なんだろうな・・・」

「うーん、仕事関係かなぁ・・・」



そんな会話をしてるうちに、S井くん登場。
マルと私は直球で聞いた。

「S井、相談ってなんだよ」

「いい話?悪い話?」

するとS井は

「は?何が?」

とキョトンとした表情。

マルは”おまえのメールを読んで心配で来たんだ”と伝えると

「ええ??俺、そんな事言った覚えねーよ?」

「だってメールに書いただろ?!だから俺、わざわざ川崎からここまで来たんだぜ?!」

「知らねーよ。書いてねーよ〜」
と、話が噛みあわない2人



納得いかない顔でマルは
携帯電話を取り出して、「ホラ!」と差し出した。


そこには。。。。。



『10月30日、カラオケ同好会で集まりたいと思います。
お忙しいところ申し訳ないのですが来ていただけませんか?
時間は要相談で』




いたってフツーのメールだけど・・・・


いや、しかし。

ちょっと待って。




『時間は 要相談で



『時間は 要相談で』



『時間は 要相談で』



・・・そう、
これをマルは相談があると早とちりしたらしい。



S井いわく
「マルは川崎在住でみんなより遠いから、
悪いなと思ったからさ、わざと頭さげて丁寧な文章で誘っただけだよ」と。



マルは誤解に気付くと、

「なんだよぉ〜〜〜!俺、他の約束を断ってまで来たんだぜぇぇぇぇ〜〜」

とプンプン怒りながらうなだれていたが、


うーん・・・・どう考えても、
アホなのはマルだな