「続きを待っています」、というコメントを頂いたり、
昔お世話になった男性ディレクターさんからも、「夫側の立場としても気になるから、続き待ってるよ」とメッセージを頂きました。
前回、産後うつの「前兆」の話から書き始めてしまったので、
ほんと長編シリーズになってしまうかもしれません。
興味ある方だけお読みください(^_^;)
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数年前、「そろそろ子供が欲しいなぁ」と思い始めたころ、妊娠が発覚し、喜んだのもつかの間。
あっという間の流産。
大号泣しましたが、きっとまたすぐ授かると信じ、なんとか気持ちを切り替えました。
でも思いのほかしんどかったのが、流産したことを友人に報告しなければならなかったこと。
『安定期に入る前はなるべく身内以外には妊娠を告げないほうがいい』とよく聞きますが、
私は流産なんてするわけない、という、まったく根拠のない自信で、数人の友人に妊娠していることを言ってしまっていたんですよね・・
流産を報告するのがつらい、というか・・・、
報告すると、当然、相手は驚くし、一生懸命励ましの言葉を探そうとしてくれちゃうじゃないですか。
その、『相手に気を使わせてしまう』ことがつらい、という感じでした。
だからこそ、やっぱり安定期に入る前までは妊娠の発表は控えたほうがいいんですねぇ…
時々、芸能人が妊娠3か月くらいで発表しちゃったり、週刊誌などでスクープされちゃう人がいますが、他人事ながらヒヤヒヤしちゃいます。
そして、自分が流産を経験して、知ったのは、
世の中には、想像以上に、流産経験がある女性が多いこと。
(高齢出産が増えている時代背景などもあると思いますが)
ママ友との会話でも、ごくたまに『流産』の話題になると、「実は私も・・・」「え、私も!」などとカミングアウト大会になることがよくあります。
あえて言わない(言えない)だけで、
みんな人知れず涙を流していたりするんですよね…。
さて、そんなわけで、
その流産がきっかけで、せっかちな私はすぐに不妊治療をはじめました。
不妊治療の大変さ、苦しさは、一通り経験しました。
毎朝、基礎体温をチェックして、一喜一憂したり。
自分で毎日お腹に注射を打ったり。←超〜ビクビク
いつも病院が混んでて、何時間も拘束されたり。
なんで私だけこんな想いしなくちゃいけないんだろう・・・と涙したり。
芸能人や友達の「妊娠しました」「生まれました」の報告に、あせりを感じたり。
ホルモンバランスが崩れたのか、更年期のホットラッシュのような症状が出たり。
子宮に良性ポリープがあり、着床率を上げるために切除する手術を受けたり。
―――このあたりを詳しく書いてると、いつまで経っても「産後うつ」の話にいかないので、はしょりますが(^_^;)。
ただね、産後うつになった理由の1つに、この、過去の不妊治療の経験も関係してるみたいで。
それはまたあとで書きますね。
そんなわけで、流産、不妊治療、ポリープ切除・・・と数か月のうちにいろんなことが起こり、だんだんストレスがたまっていたようで、自律神経が乱れて、今度は胃酸過多&逆流食道炎になってしまいました。
意識すれば意識するほど、胃がギューっと熱くなり胃酸が出ているのがわかるんです。
「なかには急激なストレスで、たった1日でも胃に穴が空く人がいる」
と過去に聞いたことがあるのを思い出して、一層不安になり、また胃酸がギューーッ。
趣味に没頭しているときや、なにか夢中になれるものがあれば胃のことを忘れられるかも、と思い、
急きょ、1人で 大好きな小栗旬の舞台『ムサシ』を見に行ったのを覚えてます
↑こういうとこが私らしい発想?(笑)
小栗旬と藤原竜也のダブル主演ということで話題になってた舞台。
大好きな俳優さんを見ている時間くらいは、きっと胃酸のことを忘れられるだろうと思ったんだけど、
・・・・ダメでした。
胃酸、バンバン出まくり(;一_一)。
舞台そのものはすっごい面白くて、あとでDVDも買ったほどでしたが。
でもね〜・・・
「いつ妊娠してもいいように、胃腸薬は飲まないほうがいいんじゃないか」とか思っちゃって、
胃腸科に薬を処方されても素直に飲まない。
飲めない。
だからなかなか胃も治らない…。
そうしたら、今度は、常に心が緊張しているような状態(軽度のうつ?)が続きました。
でもやっぱり、「妊娠したいんだから、うつの薬も飲まないほうがいいんじゃないか」という迷いがあり、飲まない。飲めない…。
でもそれがしばらく続いてかなりつらかったので、ようやく、
「まずは、心の元気を取り戻すのが先!」と思い、不妊治療を一旦やめることにしました。
そうしたら、少し気がラクになりました。
産後うつ記録 その3へ続く
大好きな小栗旬のステージでも解消できないなんて、
それは本当に重症です。
自分でも予想外だったことでしょう。
「まずは、心の元気を取り戻す!」の
ゆみちゃんの選択は、正解だと思います。
身体はどこも悪いところがなくても、
心が元気じゃないと何もできないですから・・。
実は私の母が長い間うつに悩んでいたので、
そのことを実感しています。