昨日はなちゅらスタイルの収録でFMぐんまに行きましたが、
スタッフはみんな地震や計画停電などに関する情報収集に追われ、
少しピリピリと張り詰めた状態。
ろくに寝てないスタッフも多いようです。

この日も余震が何度かあり、FMぐんまの6階や収録スタジオのある7階は長く揺れを感じ、
そのたびにハラハラしました。

スタジオに入る時は特に怖いです。

ひとたびスタジオに入れば、密室に一人きり。
しかも防音性のあるとても厚くて重い扉。

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「もし地震でゆがんでここから出られなくなったら…」と思うと怖くて、
携帯電話(電源は切って)と飲み物、パンを持参しての収録となりました。


普段ボケっとしている私ですら、そのくらい神経質になっています。

 

それでもね・・・・


仕事があって。


同僚がいて。


自分の車で帰れて。


家では電気がついてて。


そこには家族が待っていて。


暖かいご飯が食べられる。


暖かいお風呂に入れる。


ーー日常はこんなにも幸せで溢れていたんだって、改めて実感しています。


計画停電だって、最初は戸惑いましたが、
あらかじめ予告されてるんだから準備もできるし、
「○時になればまた電気がつく」とわかってるだけでも幸せなことですよね。


ところで、
被災地や避難所生活の様子をテレビで見ていると、
皆さんそれぞれ大変な状況ですが、どうしても自分の立場に一番近い人に敏感になりませんか?

私でいえば、やはり、乳幼児を抱えているお母さんの姿を見ると涙が出ます。

ミルクやオムツは、販売メーカーのホームページなどを確認したところ、
すでに大量に支援提供しているそうです。

それでも現地からは「足りていない」との声。

ミルクがなかったら、完ミ(母乳ではなく100%ミルクで育てていること)の赤ちゃんにとって、生命の危機。

また、お気に入りの粉ミルクの味と違ったり、
いつも使っている哺乳瓶と違うだけで飲まない赤ちゃんだっています。

ママ達は周りの人たちに迷惑をかけてはいけないと、
ギャーギャー泣く赤ちゃんを必死であやしていることでしょう。

自分自身だってきっとギリギリの精神状態だろうに、
更に守るべきものがあるお母さん・お父さん達の不安や心労はどれほどのものでしょう。


でも、私たち一個人にできることといえば、今はまず節電と募金。

私はてっとり早くクレジットカードから募金できる、ヤフー基金を利用しましたが、
募金は昨日あたりからだいぶいろいろな窓口が開設されてきましたね。

また、今回のことで、普段こんなにも無駄に電気を使っていたのかと反省しました。

例えば、昨夜キッチンで洗い物をしている時、
いつもの癖で、手元の電気とキッチン全体の電気、両方をつけてしまいましたが、
考えてみれば手元の灯りだけで十分明るいんです。

さっきも、「停電になる前に…」と午前中シャワーを浴びましたが、
自然光で十分明るいのに、いつもの癖で電気をつけてしまい、「おっと」と消しました。


きっとまだまだ反省すべき無駄な電力消費があるはず。

これを機に真剣に見直していこうと思います。