今日こそ生むぞ!
の決意で、今日も早朝から陣痛室へ。
もともと昨日の夜から自然陣痛が来ていたところへ、更に促進剤を入れたので、昨日より早いペースで陣痛が強まった。
すぐに2〜3分間隔になり、更に痛みも昨日より強い。・゚(゚`Д)゙。
でも痛みが大きいほうが早く生まれる気がして、どこか痛みを喜んでる自分もいる。
とにかく子宮口がもっと開いてくれないことには、どーにもならんのよ!
しかーーーーーーーーーーーーーし。
午後4時。
「子宮口はやっとこ3センチだねぇ。残念だけど、今日も無理そうだね」
と、先生。
もう私は涙が出てきて、「・・・・先生、もう帝王切開でもいいんですけど・・・」と弱音を吐いてしまった。
先生は苦笑いして、
「気持ちもわかるけど、幸い赤ちゃんもお母さんも元気だから、明日も頑張ってみましょう。」
となだめられた。
・・・・わかってる。
赤ちゃんの心拍が下がってしまったとか、母体の体力の消耗が激しいなどの正当な理由がないと、帝王切開はしてはいけないことになっている。
でも、この痛みが今晩もまた延々と続くのかと思うと・・・・もう気力が・・・
(ノд・。) グスン。
せめて「あと○時間後に生まれる」とか「明日は絶対生まれる」とか確証があれば、
どうにか頑張れるんだけど、なにせゴールが見えない。
痛いし、つらいし、眠いしで、もう最悪・・・・。
2日間 ろくに寝ていないことを告げると、先生が
「明日も体力を使うから、今日は少しでも眠って」
と睡眠導入剤を出された。
そして、落ち込んでいる私を見て、助産師さんが、
「部屋に戻る気力もないだろうから、今夜はこの陣痛室で寝たらどう?今日は他に生まれそうな人はいないし。」
と言ってくれた。
確かに、4人部屋はすでに出産した人と相部屋なので、
夜中に赤ちゃんがギャンギャン泣いて、どうしてもゆっくり眠れない。
まして陣痛も来てるし。
ということで、陣痛室で寝ることにしたんだけど、
寝る頃になって、急に周りが騒がしくなってきた。
助産師さんが
「ごめんなさいね〜、陣痛が始まっちゃった人が2人いて、今からこの部屋に来ます。
なるべく静かにするように言うから。」
って。
えー・・
あーーーー そうですかぁ・・・
まぁでも今から4人部屋に移動するのは面倒くさいし、
赤ちゃんの泣き声で眠れないよりはいいかなと思って、
そのまま陣痛室で目をつむっていると。
すぐに陣痛中の妊婦さんが、続けて2人やってきた。
そして、仕切り板の向こうで、
「痛い・・・・アイタタタタ」
と、陣痛と戦っている妊婦さんと、
「痛い?ここ押せばいい?水もってこようか?」
と励ます旦那さんの声が。
最初はヒソヒソ声だったけれど、1時間、2時間と経つうちに声は大きくなり、
「痛い〜〜〜!!痛い・・・・いった〜〜〜〜い」
と叫び声に近い。
・・・・寝られねー。
この状況で寝られるわけがない。
というわけで、睡眠薬を飲んだにも関わらず、
この日もほとんど眠れず、朝を迎えてしまった。
確か私の記憶では 深夜3時から5時半くらいの間は、
さすがに睡眠不足だったせいか、ウトウト眠った気がする。
とはいえ10分置きに陣痛が来るから、
うとうと眠りに入ると陣痛で目が覚めて、
また 眠り始めると、10分後にまた陣痛で起きて・・・、
の繰り返しだった。
ちなみに、陣痛室に運ばれてきた妊婦さん2人は、
早朝に分娩室に移動し、そのあとすぐに生まれたらしい。
私より後から来た人はポンポン生まれてるのに、
2日前からいる私はまだ生まれないなんて・・・・・
と思うと、また悲しくて泣けてきた。
プロフィール
須藤(すどう)ゆみ。
●著書【フセンと手帳で今度こそ、家が片づく】(朝日新聞出版から発売)
●監修【おうち整理手帳2024】
●フリーアナウンサー
●整理収納アドバイザー1級
●あな吉手帳術 トップディレクター講師
<略歴>
FMぐんまのラジオパーソナリティーをはじめ、民放テレビ局などでレポーターやナレーターを務め、フリーアナウンサー歴は今年で25年目。
出産後は働くママのための講座もスタートし、「お片付け・収納講座」「手帳術セミナー」「美声・スピーチ講座」などの講師を務める。群馬県在住。お仕事のご依頼は、https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=EvjcjkAからお願いします
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